1週間にどれくらいの歩数と頻度なら健康を維持できるのか-。京都大学などの研究グループが興味深い研究成果を3月に発表した▼同大大学院医学研究科の井上浩輔特定准教授らが米国の国民健康栄養調査データを用いて分析。この結果、週に1~2日でも1日当たり8000歩以上歩くと死亡リスクは低下することが分かった▼平日に忙しくてなかなか時間をかけて歩けないという人などには朗報であろう。今回の研究も患者から「週末にためて歩いても問題ないでしょうか」と聞かれたのが始まりだったそうだ▼健康志向の高まりでウオーキング人口が増えている。機能やデザインに優れたシューズも豊富で人気の高さがうかがえる▼1日の目標を高く設定して歩くのはモチベーションも上がるが、その達成にばかり気を取られていると、周囲への注意力が散漫となり思わぬ事故に遭いかねない。特に夕暮れ時は歩行者の事故が多く、反射材を身に付けるなどの安全対策が必要だ▼11日に始まった「春の全国交通安全運動」は20日まで。ウオーキングでもルールとマナーを守り、安全に楽しみながら健康増進につなげたい。
source https://www.decn.co.jp/
0 comments :
コメントを投稿