森トラストは長崎市にある歴史的建造物「旧マリア園」を高級ホテルとして再生する。旧マリア園はカトリック系女学校として1898年に建てられた建物。赤れんがの外観や、アーチ型の窓などが特徴だ。建物の個性を生かしつつ、長崎に根付いた異国文化も内装に取り入れ、異国情緒あふれたホテルを目指す。設計を安井建築設計事務所、施工は大成建設らが担当。2024年冬の開業を予定している。 森トラストの伊達美和子社長らが24日に東京都内で記者会見して発表した。伊達社長は「唯一無二の建造物をホテルにし、歴史や文化を世界に発信する。多様な歴史と文化を合わせ、滞在した人の好奇心や感性を刺激するような場所にしていきたい」と意気込みを語った。 旧マリア園の所在地は南山手町12の17(敷地面積5505平方メートル)。世界遺産「旧グラバー邸」や「大浦天主堂」の至近に位置する。建物はれんが造地下1階地上3階建て延べ4561平方メートルの規模。近年は児童養護施設として使用され、施設の移転に伴って17年、同社が建物を取得して活用を検討していた。 今後は建物を改修し、英IHGホテルズ&リゾーツ社のホテルブランド「ホテルインディゴ」を冠した「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」としてリニューアルする。70室を設ける。施工は▽大成建設▽三晃空調▽関電工▽フジテック▽アドヴァンテック-の5社が担当する。
ホテルの完成イメージ(報道発表資料から) source https://www.decn.co.jp/
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