2023年5月30日火曜日

ミズノ/人工芝が多数のスポーツ施設に採用/利用シーンや競技に合わせて開発

ミズノの人工芝がドームやスタジアムなどスポーツ施設に多く採用されている。選手のプレーやスポーツごとのボールの反発などを分析し、利用シーンや競技に合わせた人工芝を開発。スポーツ選手のプレーや観客が観戦する際の景観性に貢献している。開発した野球用人工芝「MS CRAFT BASEBALL TURF-V」が、2023年シーズンからベルーナドーム(埼玉県所沢市)で採用。耐久性や選手のパフォーマンス向上に一役買っている。
同社の人工芝の施工実績は3月末時点で、累計150万平方メートルに上る。中でも野球用人工芝の「MS CRAFT BASEBALL TURF」シリーズは国内各地のプロ野球球場で採用されており、トップシェアを誇る。
新開発のMS CRAFT BASEBALL TURF-Vは耐久性が従来の1・7倍になり、より長期間の使用が可能。スパイクで人工芝が切れにくくし、マイクロプラスチックの発生を抑制する効果も期待できる。屋外で使用した場合に懸念される太陽光の照り返しも従来比で48%減少。景観とともに、観戦時の見やすさをアップさせた。人工芝のしなやかさや厚みも改良し、着地時にかかとにかかる衝撃を11%減らした。足への負担を軽減する。
新しい人工芝の感想を西武ライオンズの栗山巧選手は「(ズボンにパイルが)付いていない。感触はよかった。スムーズに入っていけそうだし摩擦が少なそうなので、思い切って怖がらずプレーできると思う」と話した。

MS CRAFT BASEBALL TURF-Vの断面
人工芝の改良ポイントを確かめる栗山選手
source https://www.decn.co.jp/

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