パスコは18日、3D地理空間情報の有効活用を支援するサービスとして、3D地理空間情報データ配信プラットフォーム「TerraVerse(テラバース)」の提供を始めた。独自にサーバーを構築しなくても、短期間で3D地理空間情報データの配信・活用環境を構築できるのが特徴。都市計画の施設配置・土地利用に関わる各種シミュレーションのほか、河川の3D河川管内図や災害時緊急撮影データの閲覧、BIM/CIMなどでの活用を想定している。 テラバースは、米国スカイライン社の地理空間情報データ管理・配信環境構築用ソフトウエア「スカイライングローブ・サーバー」を活用した3D地理空間情報データ配信プラットフォームサービス。スカイライングローブ・サーバーを購入・構築しなくても、同様の機能をサービスとして利用できる。 多様なデータの保存・管理・変換・配信サービスを提供。2D・3D地理空間情報データや写真・画像、CAD、BIM/CIMデータなどが保存できる。保存したデータは全て自動的にカタログ化され、任意のレイヤーを簡単に検索できる。 テラバースから配信されるデータは、スカイライン社製の3Dビジュアライゼーションソフトウエア「テラエクスプローラー」シリーズなどで利用可能。同シリーズで利用する場合、インターネットで公開されているオープンデータも読み込み、重ね合わせができる。 テラバースの提供開始と同時に、スカイライン社製「テラエクスプローラー・フォー・デスクトップ」のオプションとして、河川、砂防の業務支援オプションの提供も始めた。国土交通省「河川管理用三次元データ活用マニュアル(案)」で求められる3Dビューアの機能の一部を、パスコの業務経験を踏まえ強化したもの。河川維持管理や砂防施設管理に必要な機能を搭載している。
テラバース利用のイメージ(報道発表資料から)source https://www.decn.co.jp/
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