2023年5月29日月曜日

小田急電鉄/鶴川駅(東京都町田市)改良・南北通路整備、6月着手へ

小田急電鉄が、東京都町田市にある小田急線鶴川駅の駅改良と南北自由通路の整備を6月に着手する。事業費は自由通路が約28億円、駅の改良が約58・5億円で総事業費は86億円余を見込む。駅舎にエスカレーターなどを新設し、利便性を大幅に高める。2027年度末の使用開始を目指す。同社は26日付で町田市と工事施行協定を締結した。

鶴川駅の所在地は能ケ谷1の6の3。島式ホーム1面2線と単式ホーム1面1線の計2面3線のホームを持つ。1日の平均乗降人員は22年度時点で5万7563人に上る。駅舎は線路の北側にあり、陸橋を経由してホームに出る構造だ。
南北自由通路はS造で延長約120メートル(幅員約10・5メートル)の規模で、ホームの直上に設ける。架線などの鉄道関連設備が設置してある部分は小田急電鉄、列車運行に影響のない箇所を町田市が工事発注する。施工者は近く決定する予定だ。
小田急電鉄が発注する駅改良工事は各ホームにエスカレーター2基とエレベーター3基、ホームドアを設ける。同時に南北にそれぞれ設置されている改札を1カ所に集約する。規模はS造で床面積は約880平方メートルを見込む。近く施工者を決定する。
同日、小田急電鉄はプロサッカークラブ「FC町田ゼルビア」を運営するゼルビア(藤田晋社長)と地域交流拠点施設の整備に向けた連携協定を締結した。町田市を含む3者が、現在の北口改札付近に施設を整備。駅周辺のにぎわい創出を図る。南北自由通路・駅改良工事完了時期と同じ28年度の完成を目指す。

駅構内のイメージ(報道発表資料から)
南北自由通路の完成パース(報道発表資料から)
source https://www.decn.co.jp/

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