コンピュータ教育振興協会(ACSP、大高敏男代表理事)とBIM教育普及機構(BIMEO、佐野吉彦理事長)は、BIMの技術と知識を評価する民間資格制度「BIM利用技術者試験」を創設した。初弾として、BIM初学者を対象とする2級(筆記試験)を6月に始める。BIM能力を見える化することで、BIMの普及や技術レベル向上、処遇改善などにつなげる。 ACSPが主催し、BIMEOが協力する。2級試験はコンピューターを使用したCBT試験で随時実施する。6月19日から申し込みを受け付ける予定だ。BIMEOによる「BIMの教科書・改訂版」が対策用テキストとなる。 2024年度にBIM指導者などのハイレベルを対象とする1級と、主体的にモデリング業務が行えるミドルレベルの準1級を開始する予定。実技試験で、年に2回行う。 BIM人材の育成では、国土交通省らの建築BIM推進会議で「BIMマネージャー(仮称)」が検討課題となっている。将来的には、マネジメントを担う人材の検定実施を目指す。 東京都内で会見した佐野理事長は「次の時代を形成するためのBIM人材を育てる第一歩だ。能力の認定により業務報酬も主張できるようになる」と指摘。大高代表理事は「本質的に使える技術者を増やして社会に貢献する」と述べた。 詳細はホームページ(https://www.acsp.jp/bim/)へ。
握手する大高代表理事と佐野理事長〈右〉source https://www.decn.co.jp/
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