四国地方整備局高知河川国道事務所が2018年4月から高知県日高村といの町に建設を進めてきた新日下川放水路(延長約5・3キロ)の放水路トンネルなどの工事が完了した。通水可能となったことから、6月1日に運用を開始する。 日高村の浸水被害を軽減するため戸梶川から仁淀川に洪水を流す総延長5130メートルのトンネル放水路を建設した。呑口側の延長2850メートルは鹿島、吐口側の同2280メートルは熊谷組・大豊建設JVが施工を担当した。 日高村が周囲堤の建設、高知県が河川改修を実施。新たな放水路の運用開始により、14年8月の台風と同規模の洪水が発生しても、日高村での床上浸水被害がゼロとなることが期待される。今後は23年度末の全体完成に向け、既設の日下川放水路との接続部や呑口導水路上段部などの工事を進めていく。
放水路トンネル吐口側の内部(熊谷組・大豊建設JV提供)source https://www.decn.co.jp/
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