戸田建設は26日、茨城県常総市と官民連携事業で進めてきた農業6次産業化を軸とした地域社会拠点「アグリサイエンスバレー常総」の街開きセレモニーを行った。農業施設や物流拠点、道の駅に続き、27日には戸田グループが運営する商業施設「TSUTAYA BOOKSTORE常総インターチェンジ」が開業し主要な施設が整った。 市が進める「アグリサイエンスバレー」構想は首都圏中央連絡自動車道(圏央道)常総IC周辺の約45ヘクタールが対象。農地を集約し大区画化すると同時に、生産から加工、流通、販売まで一貫した事業施設を整備する。戸田建設は構想段階から参画し、市と地権者の3者で官民連携協定を締結。土地区画整理事業の業務代行者としても参画した。 「TSUTAYA BOOKSTORE」は県内初となる。規模はS造平屋2977平方メートル。BOOK&CAFEを中心に「親と子」「生活」「食」がテーマのライフスタイルを提案する。施設内ではTODA農房が栽培したイチゴや地元の野菜、フルーツを使ったジェラートも味わえる。 農業事業を手掛ける「たねまき常総」が敷地約7ヘクタールに整備した日本最大級のミニトマト生産拠点(年間収穫量約1000トン)では5月下旬から出荷を始める。 街開きセレモニーで戸田建設の植草弘執行役員副社長が「100を超える自治体などに関心を持っていただいている。農業の6次産業化モデルとして全国にも展開したい」とあいさつ。神達岳志市長は「農業を基幹産業とする常総市から新しい日本の農業の在り方を発信していく」と意気込みを語った。
関係者がテープカット(左から3人目が植草副社長、4人目が神達市長)「TSUTAYA BOOKSTORE常総インターチェンジ」外観
source https://www.decn.co.jp/
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