2023年5月25日木曜日

建設・測量生産性向上展が開幕/遠隔操縦や電動化建機などPR、26日まで

建設機械などの最先端技術を紹介する建設・測量生産性向上展「CSPI-EXPO」(主催=建設・測量生産性向上展実行委員会)が24日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕した。建機メーカーや建機レンタル、測量機器メーカー、ゼネコンなど402社が出展。建機の遠隔操縦ソリューションや電動建機をはじめ、生産性や安全性の向上につながる製品や技術などを各社がPRする。会期は26日まで。
コマツは子会社のEARTHBRAIN(東京都港区、小野寺昭則社長)と共同開発した遠隔操作用コックピットを出展。「安全を重視する顧客などから引き合いがきている」(同社)状況で、量産化を見据える。日立建機は遠隔・自動化に対応した油圧ショベルのベースマシンを、2023年度内に予定する販売開始に先駆けて展示している。コベルコ建機は建機の遠隔操作サービス「K-DIVE」や、今秋販売を予定する低価格タイプの3Dマシンガイダンス(MG)搭載ショベルなどPRする。
今後の市場創出を見据えて、電動建機にも各社が力を入れている。キャタピラーは20トンクラスと2・2トンクラスを対象にバッテリー式電動油圧ショベルの試作機を、住友建機は電動化モデルのショベルを参考で出展。日立建機は欧州で受注を始めているバッテリー駆動式ミニショベルを、西尾レントオールはレンタル展開中の電動ミニバックホウを展示している。
アクティオは大末建設らと連携して開発を進めているピット点検向け、ヘビ型ロボットの商用試作機を紹介。カナモトは小規模のICT施工向け3DMGシステムなどを、レンタルのニッケンは鉄筋上で資材を運べる台車などをPR。
西松建設は傾斜監視クラウドシステム「OKIPPA」などを、前田道路は3Dマシンガイダンス技術などを、丸藤シートパイルは油圧バイブロ併用圧入工法「RG工法」などを出展している。ヤンマー建機(福岡県筑後市、ジュリアーノ・パロディ社長)は作業効率性や安全性を高めた新機種を、パスコはインフラDXに向けた3Dソリューションなどを紹介している。



source https://www.decn.co.jp/

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