日本建築士事務所協会連合会(日事連、児玉耕二会長)は、創立60周年の記念誌を発刊した。児玉会長のインタビューとともに、▽これからの事務所経営▽BIMの可能性▽安全・安心な社会構築-をテーマにした座談会などを掲載。将来を見据えた議論を中心に据えることで、これからの10年を考えるきっかけにしてもらう。写真やイラストを多数盛り込み、親しみやすいテイストに仕上げている。
日事連は昨年9月に60周年を迎え、同12月に記念式典やシンポジウムを開いていた。記念誌のタイトルは「60周年に“あるべき姿”を求めて-次世代を生き抜く建築士事務所の課題と日事連の役割-」。
インタビューで児玉会長は「建築の専門家は地域の未来を創る実業家だ。ステレオタイプにこだわるのではなく、どうしたら社会に貢献して『業』として成り立つかを考えてほしい。終着点は物理的なモノを造ることにあるのではなく、夢を実現することにある。期待以上を提供していくことこそがゴールだ」と呼び掛けた。
座談会では、建築士事務所同士のネットワークづくりやBIM普及に向けた支援の必要性、災害対応による社会貢献など多様な意見が出された。次世代を生き抜く上での課題を議論した記念シンポジウムなども盛り込んだ。
source https://www.decn.co.jp/
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