東急と東急レクリエーションは6日、東京都新宿区に建設している複合施設「東急歌舞伎町タワー」を報道機関に公開した。延べ約8・7万平方メートルの規模に上るビルにライブホールや劇場、映画館、二つのホテルが入る。ホテルを除く各施設は14日にオープンする予定だ。
建設地は2014年に閉館した新宿ミラノ座跡地の歌舞伎町1の29の1、3(地名地番、敷地面積4604平方メートル)。西武新宿駅の東側に近接する。建物は地下5階地上48階建て塔屋1階延べ約8万7400平方メートルの規模。高さは約225メートル。設計は久米設計・東急設計コンサルタントJV、施工を清水建設・東急建設JVが手掛けた。外装デザインは永山祐子建築設計が担った。
施設は「好きを極める場」をコンセプトに設定。約1500人が入る新宿最大級のライブホールや約900席の劇場を用意する。八つのスクリーンを備える映画館とレストランが来館者を迎える。635の客室を備えるホテルが入る。
開業初のイベントは人気アニメ「エヴァンゲリオン」とのコラボレーション企画を開く。二つのホテルのうち、「HOTEL GROOVE SHINJUKU」(ホテルグルーヴ新宿)ではアニメの登場キャラクターをモチーフにした部屋=写真=に期間限定で宿泊できる。
東急の木村知郎新宿プロジェクト企画開発室長兼TSTエンタテイメント社長はオープンに先立ち、「コロナ下の中でプロジェクトが始まり、その逆境に打ち勝てるシンボルタワーをつくろうと思った」とコメント。施設建設に携わった工事関係者に感謝するとともに「歌舞伎町の輝かしい未来をつくっていきたい」と力を込めた。
建物は1月11日に完成し、ホテルの開業は5月19日を予定している。
「HOTEL GROOVE SHINJUKU」の一室。アニメの登場キャラクターをモチーフにしている
source https://www.decn.co.jp/
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