入社して８年、主にインフラ構造物のＢＩＭ／ＣＩＭモデル作成などを担当している。２度の出産後も職場に復帰。会社や先輩、同僚などに支えられ、子育てに追われながらも「公私ともに今が一番充実している」と笑顔を見せる。
大学の専攻は英文科。縁があって飛び込んだ建設業界は未知の世界で「“土木って何”からのスタートだった」と振り返る。驚いたのは橋梁や道路、トンネルなど土木の裾野の広さ。配属はＩＣＴ関連の部署だが「まずは土木の基礎知識をたたき込まれた」という。
一通りの知識が身に付き始めた３年目。徐々に作業が速くなり、何よりも「技術者との意思疎通がスムーズになった」ことで仕事を一層楽しめるようになった。任される業務も増え、今では社内外でＣＡＤ研修の講師も務める。
「信頼してくれる会社と仲間の存在」が一番の原動力だ。自分と同じく出産を経験しパワフルに働く先輩には元気をもらえ、プライベートでは“ママ友”。２度の育休・産休で「会社に迷惑をかけた」という思いから「仕事だけは妥協しない」と言い聞かせている。
ＢＩＭ／ＣＩＭはＤＸに欠かせないツールの一つ。働き方改革や生産性向上、建設業界の魅力アップにつながる。責務の重さを感じながら「技術者や発注者のニーズを的確に捉え業務に反映できるよう、もっと経験を積んでいきたい」とさらなる成長を誓う。
中央復建コンサルタンツ総合技術本部ＩＣＴ戦略室（あびる・まおり）
source https://www.decn.co.jp/?p=151399
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