農林水産省は14日、明治用水頭首工復旧対策検討委員会(委員長・石黒覚三重大学名誉教授)の第5回会合を名古屋市中区の東海農政局土地改良技術事務所で開いた。漏水の本復旧のための対策工法は、既存のP1堰柱と洪水吐き堰体を撤去し、基礎もコンクリートで再構築する方針を決定。10月に着工し非出水期に工事を進める。2027年度の完了を目指す。事業費は今後、精査する。
再構築の手順はゲート巻き上げ室や管理橋、1号洪水吐きゲートの撤去後、P1堰柱とP1-P2洪水吐き堰体を解体。堰体下は岩盤まで掘削し、根固め工と堆積層を除去する。基礎として無筋コンクリートを打設し、その上にP1堰柱など新堰体を現状と同形状で再構築する。堰柱の高さは約21メートル、幅は約26・5メートル。エプロン整備の延長は約66・5メートル。
本復旧の工法は、再構築案と既存の堰柱を継続使用する四つの補強案(支持杭方式、置き換えコンクリート基礎方式、上下流増杭工法、地盤改良工法)
source https://www.decn.co.jp/
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