2023年3月28日火曜日

JR西日本/うめきた2期大阪駅地下ホーム開業、関西の活性化に貢献

 大阪市北区の「うめきた2期(グラングリーン大阪)」にJR大阪駅の地下ホームが18日、開業した。JR西日本は地下ホームで出発式を行うとともに、うめきたのグランフロント大阪で国土交通省や自治体、経済界、施工企業の関係者ら約100人を集め、開業記念式典を開催。長谷川一明社長は「東海道線支線の地下化と地下ホーム設置の事業には、鉄道ネットワークの拠点、未来につながる拠点、街づくりの拠点をつくる意義がある。今後も近未来感あふれる駅として発展させ、周辺エリアと大阪・関西の活性化に貢献する」とあいさつした。
 式典では、渡辺学近畿地方整備局長が「この事業はうめきた2期の街づくりの基盤となり、踏切の除去で交通が円滑化し、関西国際空港とのアクセス向上に役立つ。整備局としても国際競争拠点都市整備事業で支援してきた。今後の、なにわ筋線やリニア中央新幹線などの整備と地区開発により、大阪が国際的に、社会経済的に発展することを期待する」と来賓あいさつを述べた。
 金井昭彦近畿運輸局長も来賓として出席し、田中清剛大阪府副知事は知事の祝辞を、高橋徹大阪市副市長は市長のメッセージを代読。
 東海道線支線の地下化に合わせ、うめきた2期の東側中央部地下10~15メートルに設置した地下ホーム(島式ホーム2面)と新しい地下の改札などは、イノベーションの実験場「JR WEST LABO」と位置付け新技術を投入した。
 事前に顔の画像とICカードの情報を登録しておくと、改札を通過できる顔認証改札や、AIが客の質問に答える案内サービスなど最新の技術を導入。地下ホーム21番線には列車の種類に合わせて開閉場所を自由に変えられる世界初の「フルスクリーンホームドア」を設置した。
 大阪市が施行した支線の地下化工事区間は福島区福島7から北区豊崎6までの約2・4キロ。地下ホームはJR西日本が整備。2015年11月に工事着手した。
 同日、大阪駅西口で整備を進めていた改札も稼働を始めた。



source https://www.decn.co.jp/?p=151256

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