「みんなが当たり前だと思っている生活を守りつつ、新しい価値や魅力をつくっていけるようなことをしたい」。入省前から掲げる志は、3年目となる今も変わらない。
ぶれない姿勢は高校時代から一貫している。都市計画やまちづくりを大学での専攻分野に選んだのは、東日本大震災の被災地でのボランティアがきっかけの一つ。「きちんとした生活基盤に支えられて豊かな生活があると実感した」。
子どもの頃に親しんだ風景が都市開発でがらりと変わり、全く違う魅力を放つことにも興味を覚えた。「制度や仕組みをつくる国土交通省なら、全国の都市づくりにアプローチできる」。大学入学前から国交省に憧れを抱いていた。
1年目の港湾局では物流ネットワークのような「目に見えないもの」も生活基盤の一部だという新たな発見があった。翌年は八代河川国道事務所(熊本県)で災害復旧など治水対策に携わり、現在は同じ河川事業でも良好な環境の保全・創出に取り組む。さまざまな側面で人々の豊かな生活を支える国交省の幅広い役割の一端を担う。
数少ない女性の幹部職員が口にしていた「走り続けてきたからこそ、今がある」という言葉が、自らの仕事姿勢に影響を与えている。困難に直面しても、ひたむきに頑張れば道は開けるはず。「果たすべき役割に真っすぐ向き合っていくことを今後も大切にしたい」と誓う。
国土交通省水管理・国土保全局河川環境課河川環境調整係長(いずみ・あかり)
source https://www.decn.co.jp/?p=151219
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