京王電鉄らが小説と連動して街歩きを促す取り組みを始めた。沿線の街をテーマにした短編小説シリーズ「いつも駅からだった」を小説家の岩井圭也氏が執筆。謎解きの要素を盛り込み、答えを探りつつ実際に散策してもらう試みだ▼初弾の舞台は音楽や演劇の街として知られる東京・下北沢。小説の冊子を配布するとともに、声優による朗読などウェブのコンテンツとも連携して多面的に楽しんでもらい、移動ニーズ創出を目指す▼大都市圏では鉄道網の拡充が進行中。横浜市内では「相鉄・東急直通線」の全線が18日開業した。神奈川県央エリアから東京都心を通り、乗り換えなしに埼玉県までつながるネットワークとなる▼27日には福岡市営地下鉄七隈線の天神南~博多を結ぶ延伸区間が開業する予定。市中心部からJR博多駅など福岡空港への利便性が高まり、交通渋滞の緩和にもつなげる。交通網は接続され連続性が高まることで相乗効果を発揮していく▼災害時の代替性なども考慮すると結ぶべき区間はまだまだある。新たな路線がどのような出会いを生み出し、物語を紡いでいくのか--。今後の広がりに期待したい。
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