2023年3月23日木曜日

竹中工務店ら/大商のロボット実証実験を支援、団地モデルルームで経路ナビ

竹中工務店とロボット開発などを手掛けるエイム・テクノロジーズ(東京都港区、吉本万寿夫代表兼CEO〈最高経営責任者〉)は、自律走行ロボットが団地のモデルルームで経路をナビゲーションするなどの実証実験を支援する。大阪商工会議所(大商、鳥井信吾会頭)が都市再生機構の協力を得て大阪市城東区の森之宮第二団地で行う実験。動作を検証し、ユーザー評価に基づき今後の実装に向けた課題を整理する。
竹中工務店が建設作業所で取り入れているロボット運用技術を、今回の実証実験に生かす。ロボットとエレベーターを通信機器で連携させて協調を確認。近隣の商業施設で購入した商品の宅配サービスや、ごみ出し支援も実験する。ロボット導入による団地管理者の業務省人化や、団地住民へのサービス・住宅の質の向上など、団地DXの可能性を探る。
実証実験は20~24日に実施。ロボットは中国製の「NAOMI-2」を使用。高さは約1メートルで、幅と奥行きは約55センチ。重さは約65キロ。2カ所の収納スペースを備える。
大商は森之宮第二団地付近の大阪城東部地区で、企業や住民が新しい価値やビジネスの創出を目指す「まちなかリビングラボ」に取り組んでいる。今回も、その実現に向けた社会実験の一環として行った。
今後、JR大阪駅北側のうめきた2期など大阪全体でこの取り組みを展開する予定だ。

エレベーターから通路に移動するロボット

source https://www.decn.co.jp/

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