2023年3月20日月曜日

CCUS応援自販機、導入ゼネコン広がる/タッチ習慣化に寄与

 建設キャリアアップシステム(CCUS)のカードタッチで飲料が無料で手に入る「CCUS応援自販機」の導入現場が複数のゼネコンに広がっている。2月末時点で鴻池組、東急建設、フジタの計12現場に設置済み。4月からは長谷工コーポレーションの11現場で運用予定だ。昨年9月の第1号機の設置以降、普及促進に取り組む建設業振興基金(振興基金、谷脇暁理事長)には30社程度から問い合わせが入っているという。  CCUS応援自販機は鴻池組がサントリービバレッジソリューションと協力し、サントリー独自のシステムを応用し開発。CCUS登録技能者に元請負担で飲料を無償提供する。カードタッチのリターンが日々実感できる仕組みと言え、振興基金はタッチの習慣化に期待する。  例えば鴻池組の建築現場のタッチ率は通常40%程度だが、設置現場では70%程度に向上した。他社現場でも同じような効果が表れており、ある現場所長は「タッチ率にも寄与しており、飲料無料をきっかけにCCUSに登録するという話も聞いた」と話している。技能者の立場からも「詰め所でも早く登録した方がいいよ、という話になっている」との声が上がっている。  無償提供の頻度は現場判断となり、1日1本提供するフジタの現場のような例もある。設置現場が増える中、サントリー側も設置条件の緩和を検討している。現状は工期1年半以上の現場が対象。自社商品以外も扱える「コンビ機」の設置も可能という。

応援自販機は技能者に好評(写真はフジタの現場)

source https://www.decn.co.jp/

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