2023年3月13日月曜日

妹島和世氏/英ジェーン・ドリュー賞を受賞、建築界で女性の認知度向上

 建築家の妹島和世氏が、優れた女性建築家らを表彰する英国の「ジェーン・ドリュー賞」を受賞した。同賞は仕事や優れたデザインへの取り組みを通じ、建築界で女性の認知度を高めた建築デザイナーをたたえる。建築関係メディアであるアーキテクチュラルレビューとアーキテクトジャーナルが運営している。2012年の開始以降、日本人が受賞するのは初めて。
 妹島氏は日本女子大学大学院を修了後、伊東豊雄建築設計事務所を経て、1987年に独立した。95年に西沢立衛氏と建築家ユニット「SANAA」を設立。世界各国で活躍しており、代表作に「金沢21世紀美術館」(2004年)や米ニューヨークの「ニューミュージアム」(07年)などがある。「建築界のノーベル賞」とも評されるプリツカー賞など多数を受賞している。
 妹島氏は5日に東京都内で開かれた座談会で受賞を踏まえ、「(建築設計の仕事を)続けることができて恵まれていた。いろいろな人がいろいろな形で関われた方が、より多様な社会をつくっていけると思い、(授賞式に)出席した」とコメントした=写真。
 同賞は男性優位の職業に対して女性を擁護してきた建築家のジェーン・ドリュー氏に敬意を表して名付けられた。これまでにザハ・ハディド氏らが受賞している。



source https://www.decn.co.jp/?p=150830

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