2023年3月22日水曜日

大阪広域水道企業団/工業用水新家~大泉緑地BP管、23年度は新家3~久宝寺着工

 大阪広域水道企業団は、2023年度当初予算に大阪府八尾市新家3~堺市北区金岡町の府立大泉緑地間約16キロに計画している工業用水道バイパス(BP)配水管整備計画のうち、新家3~府立久宝寺緑地(八尾市西久宝寺)間約2・6キロの工事費を計上し、23年度に着工する方針を決めた。同年度は、工業用水道BP配水管の大阪市平野区長吉出戸7~東除ポンプ場(大阪市平野区長吉川辺4)間の詳細設計を進め、東除ポンプ場~大泉緑地間の設計・施工一括(管路DB)方式による発注に向けた基本設計も委託する予定だ。
 工業用水道BPは、新家3と大泉緑地の間に設けている既設管の更新時に代替機能を発揮し、耐震機能を確保するために計画。区間の内挿管の仕上がり内径は1200ミリで、シールド工法で施工する。
 着工する新家3~府立久宝寺緑地間のシールドの外径は2000ミリ。27年度の完成を目指す。
 大阪市平野区長吉出戸7~東除ポンプ場間の延長は約3・3キロ。詳細設計は24年度に終える見込み。
 東除ポンプ場~大泉緑地間は延長約8キロ。この区間の中間部にも発進・到達立坑を設ける予定。同区間では工期短縮や、民間企業の技術力をより活用するため、管路DBを使う。基本設計の受託者は管路DB発注に向けたアドバイザリー・コンサルタントとしての役割を担う。
 企業団は、淀川から取水した水を大庭浄水場(守口市)で浄水処理し、工業用水を堺・泉北臨海工業地域などに配水中。浄水場から八尾ポンプ場(八尾市)を経由して大和川付近まで、既設の2ルートで工業用水を送り込んでいる。



source https://www.decn.co.jp/?p=151149

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