引っ越しシーズンを迎え、準備や手続きに追われている人も多いのでは。先日転勤した後輩記者も部屋探しや引っ越し業者の選定など、息つく間もなく新たなスタートを切った。新天地でも活躍を期待している▼この春に文化庁が京都へ引っ越し、27日に業務を始める。京都市上京区の旧京都府警本部本館と隣接地に新築した庁舎に移転。一部の部署を東京に残すため、移転完了後は京都で働く職員が約390人、東京約200人の体制になる▼移転は2016年3月に決定。東京一極集中を是正する地方創生の一環で、中央省庁の地方移転は明治以来初となる。「文化首都」の京都には全国の多様な文化の掘り起こしや文化芸術の振興をけん引してもらいたい▼政府機関の地方移転は他の省庁でも議論されたが、実現するのは文化庁だけのようだ。国会議員への説明や政党の会議への参加などが移転できない理由という▼東京は首都直下地震の発生が高確率で予測されている。非常時に司令塔の政府が機能不全に陥らないよう事前の備えとして何ができるのか。DXなどで新たなリスク回避策を講じるのも国土強靱化に必要だろう。
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