新日本空調は微粒子の発生量を評価する装置「P-Wind」の計測性能を大幅に改善し、高度化した。粒子映像の定量解析技術と感度検証技術の応用に着手。独自の微粒子可視化技術で捕らえた排気流路断面全体の映像から、通過する全粒子を画像処理で計数できる装置を開発して組み込んだ。要求される全ての性能で大幅な改善を達成し、適用範囲が拡大した。
独自開発の同装置は、風洞出口の断面を横切る平面状レーザー通過時の粒子の微弱散乱光を、複数カメラで同期撮影する。パソコンでリアルタイムに画像処理し、吸引式測定器では得られない大量の微粒子の個数と大きさを高速、高精度に解析する。
今後、国内回帰が進む製造業の生産現場で、より高精度で汎用性を有する分析結果を提供する。複数の管理粒子サイズごとの品質評価、PM2・5や飛沫(ひまつ)などの保健対策製品評価などのニーズに応える。独自の粒子映像の定量解析技術と感度検証技術の応用を進め、技術サービスや商品の高度化を図る。
通常、試験チャンバー内で供試体から発塵(はつじん)させ、排気流路の空気の一部を吸引して発塵量を計測する。吸引位置による誤差や検出漏れが発生し、計測精度の正確性に限界があった。
source https://www.decn.co.jp/
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