熊本県は、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町への新工場進出に伴う半導体関連企業の誘致に向け計画する新たな工業団地の整備場所を、菊池市の県営工業団地「菊池テクノパーク」の西側隣接地に決めた。整備面積は約25ヘクタール。2023年度上半期に実施設計の委託先を決める一般競争入札を公告する予定で、9月ごろ設計に着手し、24年度末までに造成工事を始め、26年度末までの分譲開始を予定している。
蒲島郁夫知事が22日の定例記者会見で発表。蒲島知事は「企業にとって魅力的な工業団地になると考える。さらなる産業集積につながることを期待している」と述べた。
整備予定地は同市旭志川辺と泗水町永にまたがり、大半が農地。23年度中の用地取得完了を目指す。
周辺に県や菊池市の工業団地があり、26年4月の稼働開始を目指す三菱電機のパワー半導体の新工場も新たな工業団地の北側に位置する。TSMCの新工場と国道325号でつながり、整備が進む中九州横断道路にも近く交通アクセスの良さも考慮して場所を選定した。
県はこのほか合志市にも同規模の新たな工業団地の整備を検討しているが、場所を絞り込めておらず決定次第改めて発表するとしている。
総事業費は2カ所の工業団地で計約70億円。23年度の高度技術研究開発基盤整備事業等特別会計予算に2カ所の実施設計費や用地取得費など24億9700万円を計上した。
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