2023年3月27日月曜日

東北整備局/3月28日にインフラDXの2拠点開所、人材育成・業務効率化へ

東北地方整備局がインフラDXの新たな拠点として設ける「東北インフラDX人材育成センター」と「東北インフラDXルーム」が28日に始動する。最先端のデジタル技術を駆使しつつ官民連携をより強化し、次代を担う人材の育成や業務の効率化につながる新たな働き方を先導する。
宮城県多賀城市にある東北技術事務所に開設するのは「東北インフラDX人材育成センター」。3DモデルやVR(仮想現実)、MR(複合現実)などの学習・体験スペース、除雪機械などの基本操作が習得できるシミュレーターブースなどを設置する。デジタル技術の活用に対応した研修メニューやセミナーを充実する。
企画部の執務スペースに併設した「東北インフラDXルーム」は50型の8面マルチモニターを備える。ドローンなどで撮影した画像を処理して現地の状況を把握したり、VRやMR、3Dデータで仮想空間にリアルな現場を再現したりする。災害対応の技術支援や情報共有の強化にも役立てる。
東北整備局は二つの新拠点を有効活用して東北エリアで地域の守り手として奮闘する建設会社、建設コンサルタントなどのDX推進を後押し。自治体や業界団体とも深く連携し、減災・防災や国土強靱化の取り組みを担う人材育成で深くアクセルを踏み込む。

東北インフラDX人材育成センターのシミュレーターブース(東北整備局提供)

source https://www.decn.co.jp/

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