北九州市は、門司区の新浜11、12号上屋跡地を対象に臨海部のにぎわい創出につながる施設開発を行う民間事業者を公募した「新浜11、12号上屋跡地にぎわい創出事業」のプロポーザルで事業予定者にエストラスト(山口県下関市)を選定した。
同社は温浴施設と商業テナントで構成する2階建て延べ5635平方メートルの施設を提案した。事業費は約11億円。8月ごろまでに事業用定期借地権設定契約を結び19年夏ごろの着工、20年夏ごろの完成・オープンを目指す。
対象地は門司区東港町90の4の一部ほか、敷地面積4446平方メートル。提案によると「癒やし・健康・交流」をテーマに温浴、グルメ、ショッピング、健康、観光、憩いの6機能の事業を展開する。
店舗エリアにはレストランや地元の食文化などを提供する店舗、温浴エリアには大浴場や露天風呂、家族湯などを設け、157台の駐車場を併設する。賃借希望価格は年額400万円。
市では選定理由として財政基盤が安定し、魅力ある海辺空間の創出により来訪者の増加が期待できることや、門司港レトロ地区の新たなランドマーク的な存在としてイメージアップや周辺施設などへの波及効果が期待できることなどを挙げた。
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