2018年5月8日火曜日

【「波紋」テーマに建築作品展】「NEXTA2018」、最優秀賞に村井諄美さん(近畿大)

関西の大学で建築を学ぶ2~4年生の有志学生103人が参加した合同講評・展覧会「NEXTA2018」が1~6日に大阪市西区の大阪府立江之子島文化芸術創造センターで開かれた。

 今年のテーマは「波紋」。5日には建築家の宮本佳明氏と畑友洋氏、構造家の永井拓生氏、照明デザイナーの長町志穂氏による公開審査が行われ、村井諄美さん(近畿大)の作品「included houses」が最優秀賞に輝いた。

 村井さんの作品は共同住宅。さまざまな用途を持ち質の違う空間を緩急のついた曲線でつなぐことで、「見えないけど一緒に暮らしているという空間」を提案した。

 NEXTAは毎年2月に開催されている卒業制作展「Diploma×KYOTO」のスピンオフ企画として開催している。

 最優秀賞受賞者を除くファイナリストと永井賞の受賞者は次の通り。▽受賞者名(大学名)=作品名(敬称略)

 【優秀賞】森下葵(立命館大)=「舟溜まりの日々-西の湖に再構築された桟橋文化」▽堀上薫乃(奈良女子大)=「展開カゾク」

 【審査員・宮本賞】川島裕弘(大阪工大)=「記憶の歯車」

 【審査員・畑賞】坂田雄志(近畿大)=「長瀬のまちのなかで」

 【審査員・長町賞】塚本健太(滋賀県立大)=「Biotopos てづくりのしろ」

 【ファイナリスト】宮城太一(大阪市立大)=「櫓山」▽梅原きよみ(神戸大)=「X」▽田中優(近畿大)=「パブリックスペースの『かた』」

 【審査員・永井賞(ファイナリスト外)】池美優(大阪市立大)=「SHOW HOUSE」。

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