東急電鉄は東京都渋谷区の複合施設「渋谷キャスト」で、野外で開放的な執務環境を提供する「アウトドアオフィスサービス」を始める。
敷地内の広場にキャンプ用のテントを設置し、オフィスとして利用してもらう。議論の活性化で画期的なアイデアを誘発し、新ビジネスの発信拠点として渋谷の街づくりを進める狙いだ。期間を設けずアウトドアオフィスサービスを提供するのは国内初の事例となる。
16日には企業向けのアウトドアオフィス体験会が現地(渋谷1の23の21)で開かれた。東急電鉄の担当者は「渋谷にはIT系のベンチャー企業が多い。サービスを通じて、渋谷がクリエーティブな街になれば」と話した。利用者からは「いつものオフィスでの会議に比べて会話が弾んだ」といった感想が聞かれた。
今回始める「CAMPING OFFICEサービス」は、組織や地域の活性化のためのコンサルティング業務などを手掛けるスノーピークビジネスソリューションズ(愛知県岡崎市、村瀬亮社長)と連携して行う。今後、6月からテナント企業などを対象としたトライアルを実施。8月から利用者の一般募集を開始する。
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