2018年5月29日火曜日

【記者手帖】浦島太郎にならぬよう

東京での単身赴任を終え、2月から自宅のある札幌での勤務になった。約3年という短い期間。変わらず残っている景色もあるが、変わったものも意外と多い◆中心部ではまだ計画段階だった再開発ビルやホテルが立ち並んで街並みはやや変わっている。取材先では顔見知りが残ってはいるが、多くはオフィスの奥に席を移し、窓口対応の若者には「どちら様でしょうか」といったけげんな表情で応対され、ちょっとした「浦島太郎」状態だ◆自分自身にも思わぬ変化があった。雪が溶け4月下旬に、自宅から10km超の通勤で久々に自転車を利用すると、以前は「ママチャリ」でも急げば30分かからずに行けたものが、時計を見ると50分オーバー。しかもまだ気温が10度に満たない朝の札幌で汗をかき、ゼーゼー言いながら◆それからは可能な限り自転車を利用し、3週間ほどがたった今では通勤時間が40分を切るところまで回復。今は取材先へも自転車で移動し行動範囲を広げている。今は早く変化に対応するための頑張り時。玉手箱を開けて年老いた浦島太郎にならないように。(ほ)

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