2018年5月30日水曜日

【オープニングは8月19日、施工は大成建設JV】釜石鵜住居復興スタジアム、7月竣工へ

東日本大震災の復興の新しいシンボルが完成する。19年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の会場として岩手県釜石市が建設中の「釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)」(鵜住居町)が7月に竣工し、8月19日にオープンすることが決まった。
建設中のスタジアム(18年4月時点)
スタジアムは19年ラグビーW杯日本大会で使用される会場のうち、唯一の新設となる。設計を梓設計が担当し、大成建設・新光建設JVで17年4月に着工した。客席として6000席を固定で設置し、ラグビーW杯開催時は仮設席も含め1.6万席を確保する。

 スタジアムが建設される鵜住居地区は東日本大震災で多数の犠牲者が出た。建設地は震災で被害を受けた旧鵜住小学校と旧釜石東中学校の跡地。スタジアムは釜石復興のシンボル、震災の記憶と防災の知恵を次世代に伝える施設という役割を果たすことになる。
7月の竣工に向け急ピッチで工事が進む
(18年5月初め時点のスタジアム)

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