2人の知人が相前後してたばこをやめた。一人は過去に何度か禁煙を宣言しつつも翌日には約束をほごにするタイプだったから我慢は長く続かないだろうと思っていたが今回は脱たばこに成功したようだ▼2人に共通するのは禁煙外来に行ったこと。処方通りに薬を服用するうちに、たばこへの依存が徐々に薄れ、気がついたら禁煙できていたという。「もっと早く病院に行けば良かった」と笑う知人が、脱たばこの効用として挙げるのは、味覚が戻ってきたことや小遣いが減らなくなったことに加え、喫煙行為、とりわけ歩きたばこが予想以上に迷惑であることに今更ながら気付いたことだという▼東京都は4月から「子どもを受動喫煙から守る条例」を施行し、公園周辺の路上などを禁煙としたが、東京五輪・パラリンピックを控え、条例の厳格化を求める声は根強い▼働き方改革が叫ばれる中、職場での喫煙者の行動がちょっとした議論になっている。それは勤務中のたばこ休憩。喫煙習慣のない人たちの目には仕事をサボっているように映るとか▼きょう5月31日は世界禁煙デー。たばこについて改めて考えてみてはどうか。
0 comments :
コメントを投稿