2018年5月10日木曜日

【相模原市、銀河アリーナ建て替え検討】通年型アイスアリーナ整備へ調査業務発注

相模原市は9日、「アイススケート場市場性等調査業務委託」の委託先を選定する公募型プロポーザル(企画提案方式)を公告した。

 企画提案書の提出を24日まで持参または郵送で受け付ける。提案説明会を29日に開く。結果の通知は6月中旬を予定している。契約の上限額は1000万円(税込み)。

 参加条件は2012年以降に文教施設・公園施設の民設民営に関する事業性検討、独立採算型PPP/PFIに関する導入可能性調査などの業務実績が3件以上あることなど。

 市は淵野辺公園(中央区弥栄3の1の6)にある1991年竣工の銀河アリーナについて、通年型アイススケート場施設への建て替えを検討している。施設の老朽化や冷媒ガスとして使用しているフロンガスの規制強化、集客力の強化などが理由だ。

 同業務は▽施設整備内容の整理▽通年型屋内アイススケート場の市場調査▽事業スキームの検討▽事業収支の検討▽民間事業者へのヒアリング調査▽スケジュールおよび課題の整理-などを行う。

 現時点で想定する事業スキームは、民設民営方式を基本とし、BTO(建設・移管・運営)方式のPFI、Park-PFI、設計施工一括(DB)+公共施設等運営権方式、DBO(設計・建設・運営)、リースなど。履行期限は19年3月22日。

 銀河アリーナの規模はRC造4階建て延べ1万0838平方メートル。建築面積は4693平方メートル。アイススケート場はメインリンクが国際規格の60×30メートルで、サブリンクは18×14メートル。ほかに水泳プール、トレーニング室を備え、1シーズンで約15万人が利用する。建て替え後の施設は、現行と同規模の60×30メートルのメインリンクを設けるほか、46×16メートル程度のサブリンク、専用の観客エリアも新設する。

 現時点での事業スケジュールは本年度にPFI導入可能性調査を行い、19年度に実施方針を策定する。20年度に入札公告し事業者を決定。21年度から設計・施工に着手し、22年度7月ごろの供用開始を想定している。市は公設民営またはDBO方式とした場合、事業費を約25億円と試算している。

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