2018年5月28日月曜日

【凜】国土交通省総合政策局情報政策課・飯見有花さん

 ◇正しい情報をきちんと伝える◇

 「建築着工統計」や「建設工事受注動態統計」などさまざまな統計を通じ、建設産業の今を読み解く。政府の基幹統計に位置付けられているものも多く、「重要度の高い大事な統計。正しい情報をきちんと伝えていきたい」と話す。

 集計結果を見ると、予算執行の状況や社会の実情がダイレクトに表れている。何を読み解き、どう伝えるかが難しい統計もあり、「注釈をきちんと付け、読み解き方を正しく伝えて、ミスリードしないように気を付けたい」。

 同一の統計手法で継続的にデータを収集・分析することの重要性も十分に理解しているが、「見直していくことも大切」という。いろいろな統計手法が構築されており、集計の処理能力も高まっている。今ある環境の中で可能な統計手法を見いだし、「より実態や事実に近い統計ができるようにしていきたい」と話す。

 「環境保全」に関わる仕事がしたいと国土交通省に入省した。運輸や海事での業務経験が長いが、「国土や建設、運輸など省全体として環境への寄与度が高い」と実感。「どんな部署でも環境に何かしら関わることができるし、そうできればと思っている」。

 9歳と5歳の子育てに奮闘する日々の中、趣味のミュージカル鑑賞でリフレッシュ。「気分がリセットされて、とてもよいですよ」と笑みがこぼれる。

 (建設経済統計調査室企画専門官、いいみ・ゆか)

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