2022年6月13日月曜日

四国整備局/室津港(高知県室戸市)延長890mの防波堤着工、27年度完成へ

 四国地方整備局が高知県室戸市の室津港で進める防波堤整備が第2ステージに入った。延長890メートルの防波堤IIを築造し、土佐湾沖を航行する船舶が避泊できるようにする。5日に室戸市内で着工式典が開かれた。当初は2月に予定していたが新型コロナウイルスの感染拡大状況などから延期していた。2027年度の完成を目指す。
 「室津港室津地区防波堤(II)築造工事」は東亜建設工業・大本組JV、「室津港室津地区防波堤(II)築造工事(その2)」は東亜建設工業が担当。1月には国内最大級のクレーン船(つり能力3700トン)で国内最大級となる1基目のケーソン(約2740トン)据え付けが行われた。
 19年度までに防波堤I(延長718メートル)が概成。21年11月に防波堤IIの海上工事に着手した。南海トラフ巨大地震に伴う津波から室戸市街地を守り、浸水被害の軽減が期待される。
 室津港は1952年に避難港として政令指定された。室津岬沖を航行する船舶の増加や大型化に対応し、避泊水域の拡充を図るため、80年度から直轄事業として防波堤による避難港の整備を進めてきた。室津港室津地区の避難港整備事業の全体事業費は約498億円。



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