大阪市は、JRと京阪電鉄、大阪メトロが乗り入れる京橋駅周辺の街づくりを検討する。JR東西線の将来的な地下化を想定した上で、道路や公園、鉄道用地など公共空間の活用や再整備を検討するほか、同駅周辺の土地利用や都市機能などを盛り込んだ街づくり方針を作成する。29日に調査業務の委託先を選定する公募型プロポーザルを公告した。7月12日まで参加申請、同29日まで提案書を受け付ける。8月3日に提案者からプレゼンテーションを受け、同4日に審査結果を通知する。
件名は「京橋駅周辺のまちづくり検討調査業務委託」。応募資格は建設コンサルタントの「都市計画および地方計画」部門に登録していること。JVも結成できる。プロポーザルでは責任者の実績など業務実施体制のほか、▽公共的空間の活用・再整備案を比較検討するための項目の妥当性▽参考となる事例の選定理由の合理性-など業務実施計画を評価して委託先を選定する。
業務内容は京橋駅周辺と隣接地域の特性や現況、課題を整理した上で、JR東西線の地下化を想定して公共空間の活用や再整備の将来パターンを3案程度作成する。各パターンの官民の役割分担も明確にして、民間活力を最大限に活用できる事業スキームの案を検討する。駅周辺の開発事業者や学識者らの議論も踏まえ、街づくりのコンセプトやゾーニング、デッキや広場など基盤整備の方向性、短期と中期の取り組みなどを示した「まちづくり方針案」をまとめる。
契約上限額は500万5000円(税込み)。履行期限は2023年3月24日。
京橋駅周辺は17年8月に都市再生緊急整備地域に指定され、ターミナル駅にふさわしい複合的な都市機能の集積や交通結節機能の強化、歩行者ネットワークの向上が課題になっている。一方で、20年9月に森之宮周辺が拡大指定され、大阪公立大学を先導役にイノベーションコアの拠点形成が進んでいる。京阪と東西線の間にはイオン京橋店の跡地があり、大規模な開発も検討されている。
source https://www.decn.co.jp/?p=143959
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