京都女子大学の学生が賃貸住宅のリノベーションプランを提案する設計コンペの作品発表会が24日、京都市東山区の同大学で行われた=写真。都市再生機構と共同で取り組む「洛西ニュータウン団地リノベーションプロジェクト」の一環。26チームが参加し、斬新なアイデアを披露した。7月15日に当選作品を発表する。コンペは今回が5回目となる。
街開きから40年以上が経過する洛西ニュータウン(京都市西京区)では、2013年から両者が共同でリノベーションプロジェクトを実施。家政学部生活造形学科の井上えり子教授の指導の下、ライフスタイルに合ったさまざまなプランを提案している。過去4回のコンペで18プランを採用し、量産型72戸を含め計90戸のリノベーション住戸を供給した。
今回の対象は、洛西福西公園団地(管理戸数298戸)。内部改修を予定する間取りが3DK(専有面積64平方メートル)の住戸の設計プランを2~4年生の学生が考えた。
井上教授は「2カ月半をかけて作品を仕上げた。今日が一番大事なプレゼンテーションであり、精いっぱいアピールしてほしい」と学生を激励。続いて、3分の持ち時間でプレゼンテーションを行い、審査を務める都市機構の職員がデザインや材料など設計のポイントを質問。学生は図面を見ながら真剣な表情で回答していた。
コンペでは二つの作品を選定し、施工プランを作成する。10月末に改修工事を終える予定。来年1月に内覧会を行い、入居者を募集する。
source https://www.decn.co.jp/?p=143862
0 comments :
コメントを投稿