2022年6月27日月曜日

くま川鉄道/球磨川第四橋梁架け替え、22年度着工・25年度完成目指す

 くま川鉄道(熊本県人吉市、永江友二社長)は、2020年7月豪雨で流失し、新たに架け替える球磨川第四橋梁(同相良村、錦町)について、22年度中に既存設備撤去と本体工事に着手する見通しを示した。25年度中の完成を目指す。23日に開かれた関係自治体で構成する「くま川鉄道再生協議会」で報告した。
 新しい橋の構造形式は鋼4径間連続トラス橋、延長は397・5メートル。延長は旧橋より約70メートル長く、橋脚数は川の流れを止めないように13本から4本に減らした。事業費は約38億円。詳細設計はJR九州コンサルタンツが担当した。本体工事や撤去工事の入札方法などに関しては検討中としている。
 同協議会では、復旧後に「上下分離方式」で運営することについて、24年度中の管理団体設立を目指し、25年度の復旧事業終了後の導入を承認した。
 くま川鉄道は人吉温泉駅(人吉市)と湯前駅(湯前町)の24・8キロを結ぶ。豪雨災害で線路への土砂流入や鉄橋の流失が発生し全線運休。21年11月に肥後西村(錦町)~湯前間で部分運行を再開した。



source https://www.decn.co.jp/?p=143868

0 comments :

コメントを投稿