全国鉄構工業協会(全構協、永井毅会長)ら躯体4団体は20日、労務安全書類(グリーンファイル)の簡素化を求める要望書を斉藤鉄夫国土交通相に提出した。現場ごとに書式が異なるため、書類の作成や提出に膨大な時間と手間がかかっている状況を指摘。2024年度に適用される時間外労働の罰則付き上限規制を意識し、書類で入力すべき情報を建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録できるよう入力の一元化を求めた。
要望書は全構協と全国鉄筋工事業協会(全鉄筋、岩田正吾会長)、全国圧接業協同組合連合会(嘉藤裕一会長)、CIW検査業協会(安藤純二会長)の4団体が共同で提出した。
労務安全書類の様式が現場ごとに異なる現状を紹介し、同一内容でも新たに作り直すケースがあると指摘。元請から利用を求められる安全書類作成サービスが複数あり、重複入力が発生している課題も挙げた。
4団体は技能労働者の情報を一元管理しているCCUSに着目。労務安全書類の作成に必要な情報をすべて入力できるようにするほか、それが難しい場合は複数の安全書類作成サービスによる機能連携も求めた。
source https://www.decn.co.jp/?p=143708
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