関西大学は本年度、第一高等学校・中学校(大阪府吹田市山手町3の3の24)の建て替え計画に着手することを明らかにした。校舎10棟のうち5棟を取り壊し、2棟を新築、2棟は改修する。建築工事費は72億5000万円を予定。新棟2棟のうち「中学校普通教室棟」(S造一部地下1階地上3階建て延べ約4620平方メートル)は7月に着工、2023年11月の完成を目指す。「高校普通教室棟」(S造6階建て延べ9105平方メートル)は24年7月に着工、25年7月の完成を予定する。設計は東畑建築事務所で、竹中工務店が施工する。
同中学、高校には最も古い1953年完成の校舎があるなど、施設の老朽化が進んでいた。こうした現状を踏まえ、関係者でつくる一高一中建設委員会と職員会議が検討・作成した基本計画に基づき、基本設計と実施設計を進めてきた。
計画のコンセプトは▽「100年を超える伝統」と「千里山の緑豊かな環境」が共生するキャンパスシーンの創出▽キャンパスの資源である千里丘陵と緑豊かな環境の相乗効果によるエコスクールの実現▽DXと教育の多様性を支える学びの空間の創出。
新棟2棟を整備するため、景風館(SRC造平屋約530平方メートル)と、一中校舎1・2号館(RC造地下1階地上3階建て延べ3441平方メートル)、一高校舎2号館(RC一部W一部CB造地下1階地上3階建て延べ1936平方メートル)、一高校舎3号館(RC造4階建て延べ1067平方メートル)は取り壊す。
一方、一中校舎3号館(RC造地下1階地上3階建て延べ2344平方メートル)と一高校舎1号館(RC造5階建て延べ6076平方メートル)は改修工事を行う。工期は一中校舎3号館が24年1~3月。一高校舎1号館は25年9~12月を予定している。
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