アサヒビールは23日、「新九州工場(仮称)」の建設候補地を佐賀県鳥栖市に決め、市に土地譲受申込書を提出したと発表した。老朽化した博多工場(福岡市博多区)を移転するもので2025年末をめどに博多工場の操業を終え、26年に新工場の操業を開始する。今後、土地売買契約に関する市議会の議決を得て建設地を正式決定する。博多工場の跡地活用は未定。
候補地は市が整備を計画する大規模工業団地「新産業集積エリア鳥栖」(幸津町、儀徳町。敷地面積約27ヘクタール)。JR鹿児島本線の肥前旭駅の東側に位置し、敷地面積は現在の博多工場の2倍以上となる。十分な生産能力が確保でき、自然災害などが発生した場合の事業継続計画(BCP)などを考慮し選定した。
市が造成工事を行い、エリア全体を売却する予定。22年度当初の時点では造成工事の期間は4年程度を見込んでいたが、新工場建設に合わせて市と同社で今後、スケジュールを調整するとしている。
新工場はアサヒグループの次世代生産体制のモデル工場として製造方法の刷新などによりエネルギー使用量を従来の半分まで削減し、再生可能エネルギーの使用も推進する。年間生産量は博多工場の1・3倍を想定し、九州エリアへ出荷する大部分の商品が新工場で製造・出荷できるようになる。
source https://www.decn.co.jp/?p=143805
0 comments :
コメントを投稿