2022年6月9日木曜日

名古屋市/橘小学校等複合化事業、半地下に体育館・人工地盤上に運動場整備

 名古屋市教育委員会は、橘小学校等複合化事業の整備構想を公表した。敷地南側に半地下式の体育館、その上に人工地盤の運動場を整備する。校舎などの複合施設は地下1階地上5階建てを想定している。整備手法は従来方式、設計・施工一括(DB)方式、BTO(建設・移管・運営)方式を候補に挙げた。PPP/PFI手法を導入した場合、2026年度に複合施設に着工し29年度の供用開始を目指す。
 橘小学校(中区橘1、延べ5134平方メートル)の建て替えに合わせ、周辺にある中生涯学習センター(延べ2372平方メートル)、前津福祉会館(延べ608平方メートル)、前津児童館(延べ568平方メートル)を集約する。
 構想によると、複合施設の地下1階~地上1階の西側に市民利用機能を充てる。地上1~5階に小学校の教室や共同利用可能なゾーンを配置する。限られた敷地を有効に活用するため、各施設の類似機能の統合、敷地外での駐車場確保などを検討する。プールは整備せず、民間プールを活用する。大規模な工事となるため、建設期間中は小学校の敷地外に仮設校舎を設置する。整備構想策定は青島設計が担当した。
 市は現在、整備計画策定業務を委託するため公募型プロポーザルの手続きを進めている。費用対効果やスケジュールを加味した整備手法の検討、施設の規模、諸室計画、工期などを具体化させ、本年度中に計画をまとめる。
 23~24年度に公募要項を作成し事業者を選定、25年度に複合施設の設計と仮設校舎建設を行う。26~28年度に複合施設建設工事を進め、29年度の供用開始、仮設校舎解体を予定している。



source https://www.decn.co.jp/?p=143331

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