関電工は、自社開発した測定記録支援システム「BLuE」の対応機種を拡大する。これまで社内に限り使用していたが、6月にWindows版とiPad版を社外にリリース。照度計や絶縁抵抗器など6種類8機種で展開する。10月に対応する測定器の追加を予定。2023年4月までに対応できる測定器を20機種以上に増やす予定だ。
BLuEは、近距離無線通信技術(ブルートゥース)など無線通信でつながった測定器から送られる測定情報をCAD図面やPDF図面、エクセル帳票に直接入力できるソフトウエア。タブレット上で測定値を確認しつつ簡単な操作で図面に測定値を記録。CAD図面やエクセルで作成した記録帳表はアプリで使用できる。照度や電圧などの測定・記録を支援し、作業効率化やペーパーレス、記入漏れなどのヒューマンエラーを防ぐ。
機能拡大にも注力していく。今後は建設文書の高速閲覧アプリ「CheX(チェクロス)」などと連携し、書面管理にも役立てる方針。同アプリを提供するYSLソリューション(横浜市中区、橋本隆司社長)とも調整に入ったという。空調工事に関わる測定器にも対応できるようにする予定だ。
関電工がWindows版を社内で検証した結果、試験成績書作成業務の約3割を削減した。従来は測定器の計測値を記録表に手書きで記入してから、パソコンに入力していた。長時間作業となり手間や人件費などが問題になっていた。
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