幼少期からデザインに興味があった。「社会の助け合いの一員として働くことを考えたときに、建築は心と体の両方を助けられるところに魅力を感じた」ことから意匠設計を志した。
現在は学校や体育館などを手掛ける。「関係者にヒアリングしながら、建物を使う方に新しい価値観や居場所を提供できるようにしたい」という。入社6年目で、4月に主任になった。「後輩を引っ張っていきながら自分としてのオリジナリティーも発信していきたい」と意欲を見せる。
課題に対しても前向きに取り組むよう心掛けている。資材価格の高騰への対応など難しさも渦巻いているが、「ポジティブな言葉に変換して伝えたい。それが人と人とがコミュニケーションしながら設計を進める意義」との思いで業務に当たる。
意匠担当者はプロジェクト推進の「指揮者」と話す。幅広い知識が求められるため、「恥ずかしがらずに周りの人に聞き、協力してもらえる味方を増やす」と前を向く。
今後も子どもに関わる建築を引き続き手掛けていきたいと考えている。「地域全体で子どもたちを健やかに育てるような社会になってほしい。居心地が良くて頼られる居場所づくりを追求していく」のが目標だ。そのためにはユーザー目線が欠かせない。
「いろいろな立場の方とコミュニケーションを取りながら良い循環を生み出したい」と笑顔で語る。
(えぐち・はるか)
source https://www.decn.co.jp/?p=153948
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