2023年6月12日月曜日

東京都/東京イノベーションベース23年秋プレオープン、千代田区の都有施設活用

東京都はスタートアップ企業を重点的に支援する拠点「Tokyo Innovation Base(東京イノベーションベース)」を今秋、千代田区にある東京スポーツスクエア内にプレオープンする。国内外のベンチャーキャピタルのほか、企業や大学、行政などさまざまな組織が集まり、スタートアップをサポートする。本格オープンは2024年度を予定している。
東京スポーツスクエア(丸の内3の8の3)は都有施設で、JR有楽町駅から徒歩1分の場所に位置する。S造3階建て延べ約1万平方メートルの規模。東京五輪・パラリンピックの期間中、大会に関する情報を発信。メディアの取材拠点などとしても利用していた。
東京イノベーションベースは2、3階に入居する。都市課題の解決などに取り組むスタートアップを支援。日本だけでなく、アジアのスタートアップが集まる拠点を目指す。東京イノベーションベースで成長したスタートアップは民間支援施設などに移ってもらい、新たなスタートアップの支援に当たる。
建設業界では人手不足や高齢化が進み、業務の効率化や生産性向上が待ったなしだ。最新技術を使って社会課題の解決を図るスタートアップと建設会社などが連携し、持続可能な建設業に向け環境整備を進めるといった可能性も広がる。
東京スポーツスクエアの1階には、都民が最新のデジタルコンテンツを体感できる拠点を置く。都は23年度予算に開設費などとして4億円を充てている。
設置期間は23年9月~26年を予定している。施設内では、体験型メディアアートを展開する。東京の未来を感じさせる新鋭・若手クリエーターの作品なども展示。クリエーターと交流できる仕掛けも用意するなど、来場者が楽しめるコンテンツを複数提供する。年間16万人の来場を見込んでいる。

「東京イノベーションベース」が入る予定の東京スポーツスクエア(千代田区)(7日撮影)

source https://www.decn.co.jp/

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