JR四国と鉄道総合技術研究所(鉄道総研)は、デジタル技術を活用した設備などのメンテナンスの省力化・省人化に向けた共同研究に乗り出す。鉄道総研が開発している統合分析プラットフォームを用いる。最新のセンサーや画像処理技術により営業車両で取得した土木や軌道、車両、電力、信号など各分野の設備状態のデータを集約。分野横断的な分析により新たな知見を引き出し、従来の個別分野のデータ分析では検知できなかった異常の早期検知や徒歩巡視、個別設備の検査の省力化を目指す。 JR四国の各路線で取得したデータを統合分析プラットフォームに蓄積し、運用時の課題を抽出する。新たな異常検知手法と劣化診断法の有効性を実路線データで検証。実務に適用した場合の業務改善効果を検討する。実施期間は2025年3月まで。 鉄道の安全・安定運行には設備の適切なメンテナンスが欠かせない。鉄道事業者は法令などに基づき定期検査や必要な補修・修繕を行っているが、少子高齢化による労働人口の減少などから要員の確保が難しく、メンテナンスの省力化・省人化が喫緊の課題となっている。 source https://www.decn.co.jp/
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