九州地方整備局と建設産業専門団体九州地区連合会(九州建専連、杉山秀彦会長)は13日、建設業の社会的な役割やものづくりの素晴らしさを伝える出前授業を福岡市南区の福岡第一高校で開いた。同校工業科の2年生約30人が参加した。生徒は全国道路標識・標示業九州協会の指導の下、路面標示の施工作業を体験し=写真、交通安全を陰から支える仕事の重要性について理解を深めた。
冒頭のオリエンテーションで、同協会の星子洋満副会長兼福岡県支部長は「交通事故を減らすために道路標識・標示を設置するのがわれわれの仕事だ。体験を通して、少しでも興味を持ってもらえるとうれしい」と語った。
九州整備局の西渉建設産業調整官は「モノをつくる楽しさを体感し、皆さんの進路選択の参考にしてもらいたい」と呼び掛けた。
その後、グラウンドに出て同協会の会員が路面標示の作図、施工作業のデモンストレーションを実施。生徒が施工機を使い白線を引く作業体験も行われ、生徒からは「きれいに直線を引くのが難しい」といった感想が出ていた。
同校教員で進路指導主事の乾弘満建築土木科長は「生徒には進路を見つめる上で、すごく貴重な経験になったと思う」と話した。
同日の授業は、九州整備局と九州建専連が若手人材の確保・育成を目的に2017年度からさまざまな高校を訪問して行っている「学校キャラバン(出前授業)」の本年度第1回として開催した。
source https://www.decn.co.jp/?p=153881
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