山形県は9日に「山形県立上山高等養護学校・山形盲学校改築整備事業設計業務」の公募型簡易プロポーザル手続きを開始した。上山高等養護学校の敷地に山形盲学校を併置し、両校を改築する。参加表明は23日まで県土整備部建築住宅課営繕室建築技術担当で受け付ける。28日に1次審査を実施し、上位5者程度を選定。技術提案書は8月24日に締め切り、9月7日の2次審査を経て同中旬に審査結果を通知する。予定価格は2億7844万3000円(税込み)。履行期間は2024年12月27日まで。概算工事費は約50億円。工事は2期に分けて行い、上山高等養護学校が27年度、山形盲学校は29年度の開校を予定している。
参加資格は、単体または2者JV。建築関係建設コンサルタントの認定を受ける1級建築士事務所の登録者。13年4月以降に延べ6000平方メートル以上の教育施設の新築または改築工事の基本・実施設計の実績を条件としている。
技術提案では▽学校施設整備▽環境、気候に配慮した敷地内配置計画▽カーボンニュートラル(CN)の実現とコスト縮減に配慮した施設整備-を求める。
建設予定地は上山市宮脇600の敷地2万4024平方メートル。施設規模は延べ1万1891平方メートル。2校の校舎は独立した空間構成とする。
現在の上山高等養護学校の校舎(延べ1万2643平方メートル)は管理棟と学習棟、作業棟、体育館、寄宿舎などで構成。グラウンド(1812平方メートル)、実験実習他(3374平方メートル)を備え、74人の生徒が在籍する。
山形盲学校(金谷金ケ瀬1111、敷地2万2909平方メートル)は校舎(延べ5843平方メートル)、調理場(1827平方メートル)、グラウンド(8300平方メートル)、プールを配置。幼稚部から小中高等部まで14人が在籍している。
23、24年度に基本・実施設計や地質調査、敷地測量を実施し、25~29年度に建設工事を進める。上山高等養護学校校舎の解体後、校舎整備に着手し、29~30年度に外構、グラウンド工事、30年度に山形盲学校の校舎を解体する。
source https://www.decn.co.jp/?p=153746
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