2023年6月21日水曜日

三菱地所設計/イタリアの庭園に茶室「ベネチ庵」

三菱地所設計は、イタリア・ベネチアのジャルディーニ・マリナレッサ庭園に地域特性からデザインした茶室「ベネチ庵」を展示している。イタリアの食品性廃棄物(パスタ、コーヒーかす、ワインのコルク栓)と循環性のある資源(再生紙)を建築材料として利用。展示会場となるベネチアの緯度(45度)に着目し、日射をパビリオン内に適切に導入・遮へいする角度でフレームを構成した。
軽量化を図り輸送時の二酸化炭素(CO2)も削減する。軽量化のため半永久的にリサイクル可能な紙とコルクも併用。120Lスーツケース7台で部材を運搬できる。構成フレームは、ミウラ折りを線材化して積層した。構造の要となるジョイントパーツは、力をスムースに流すため曲線的なデザインを採用している。
会期は2023年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展「TIME SPACE EXPERIENCE」開催期間の11月20日まで。終了後はさらなるアップサイクルとして、パーツごとに解体され、さまざまに造形可能な家具として再構成・再流通させる予定だ。

ベネチ庵(報道発表資料から)

source https://www.decn.co.jp/

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