京浜急行電鉄は東京都墨田区にあるライオン旧本社ビル=写真=の解体に7月1日着手する。既存建物は3棟総延べ2・4万平方メートルの規模。解体工事は長谷工コーポレーションが担当し、2027年1月までに終える。京急電鉄は跡地の開発計画を明らかにしていないが、区は関係者との調整の上で、跡地に共同住宅や緑地などを誘致する街づくり方針を策定済み。解体完了後は方針に沿った施設整備が展開される見通しだ。 ライオン旧本社ビルの所在地は本所1の3の7(敷地面積約6400平方メートル)。隅田川に架かる厩橋の東詰に近接する。敷地内には▽旧本社ビル(SRC造地下2階地上12階建て延べ1万5724平方メートル)▽2代前の本社ビル(RC造地下1階地上6階建て延べ4060平方メートル)▽研究棟(地下1階地上4階建て延べ4074平方メートル)-の3棟がある。全て解体する。 区は3月に「隅田川沿川地区(蔵前橋~駒形橋周辺)まちづくり方針」を策定した。方針はライオン本社の跡地で、大規模な民間開発が計画されていることに言及。民間と連携し、多様な世代が暮らせる共同住宅や緑地、広場などの整備を誘導するとした。施設整備を地域のにぎわい向上や、防災力の強化につなげる将来像も示した。 ライオンは20年、長谷工コーポレーションに本社用地を売却。今年4月に蔵前JPテラス(東京都台東区蔵前1の3の28)へ移転した。
ライオン旧本社ビル source https://www.decn.co.jp/
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