全国各地で団体などの総会に合わせ懇親会が開かれている。新型コロナウイルスが感染症法の5類に移行したこともあり、マスクを外して互いの元気な姿を見て、談笑する日常が戻りつつある▼「10年ぶりに参加して驚いた」。ある団体で理事に就任した40代の企業幹部が改めて気になったのは、10年前とほぼ同水準にとどまる業界全体の事業量だという。変化が求められる時代に業界の変化のなさが目に留まる▼自社で事業領域を拡大しながら業績を伸ばしてきた経営者の目線からすれば、同じ業界内で同様の動きが乏しいことに違和感を覚えるのだろう。若者らは成長が望める産業に魅力を感じるのであり、担い手不足を憂う前に確固たる成長路線を築く努力が必要だと訴える▼成熟社会への移行やコロナ禍を経た衛生意識の高まりなどを踏まえ、BtoC市場への商機拡大も狙えるとみる。従来のBtoB市場に閉じこもり、新市場に踏み込む努力を怠れば成長の可能性は狭まる▼価値観が揺らいでいる今だからこそ、従来の枠を超えて市場を創出する挑戦が不可欠。次なる展開への布石を打つ意識と行動力が求められる。 source https://www.decn.co.jp/
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