家の棚の奥にしまっていた乾めんの賞味期限が1週間ほど過ぎていることに気が付き、慌てて食した。賞味期限は大切な目安だが、期限切れの食品を安易に廃棄せず、匂いや見た目などを頼りに食べられるものは食べるようにしている▼農林水産省と環境省が先日発表した2021年度の食品ロス発生量(推計値)によると、食品関連事業者と家庭から出た合計は前年度比0・2%増の523万トンとなり、6年ぶりに増加した。東京ドーム換算で約4・2個分もの食品が廃棄されたことになる▼政府は30年度までに、食品ロスを00年度の半分となる489万トンに削減する目標を掲げる。食べ残しの持ち帰り促進やフードバンクの活用などで食品ロス削減を加速させる方針だ▼廃棄食材の活用も肥料化や飼料化だけでなく、垣根を越えた分野・領域へと広がりを見せる。東京大学が植物由来の廃棄食材から、最大でコンクリートの4倍近い曲げ強度という建材がつくれる技術を開発するなど、驚きの活用法も生まれている▼食品ロス問題の解消に建設関連産業も貢献できる可能性がありそうだ。おそらくヒントは身近なところにある。 source https://www.decn.co.jp/
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